今更ですがフロッピーディスクについて

山口県阿武町「4630万円誤送金騒動」で副町長を直撃!「フロッピーディスクは悪くない」「ミスした職員は食事も喉が通らない状態」 – Yahoo!ニュース

記事の中でフロッピーディスクが “昭和時代に重宝されたもの” との記述があり「2000年前後(平成)に自分がPCを使い始めたころにもめっちゃあったような…」と思ったので調べてみました。

よく知られている3.5インチの登場が1982年で確かに昭和でしたが、平成初期くらいまではパーソナルユースでもまあまあ活躍していたようです。個人の感想では、ビジネスユースではもっと遅い時期まで使われていた気がします。容量が1.4MBくらいと、今で考えると恐ろしい少容量ですが、テキストデータだけとかなら十分だったのかもしれません。

ライバルにCD-R[W]やMOディスクなどもありましたが、初期搭載されていないドライブが必要だったりして大容量が必要な場合以外はそれほど使いませんでしたね。フロッピードライブがPCの標準装備でなくなってきたことと、記憶媒体自体が外付け装置として機能するUSBメモリの登場がフロッピーディスク衰退の大きな要因だったと個人的には思います。

ドクター中松とフロッピーの噂

巷では「ドクター中松がフロッピーディスクを発明した」という話題が聞かれますが、フロッピーディスクの発明はIBMです。

おそらく登録1819421(出願 昭59-057865)「フロツピイデイスク用保護エンベロツプ」を見てディスクの発明と勘違いしたのでしょう。こちらはカバーの形状の発明です。